最終章(11) 時給500円でもけっこう大変

 
人間関係が難しい。

色々な紆余曲折を経て、
F施設で障碍者として
働くことになった。

仕事の主な内容は
廃品回収というやつで
おもに紙類、
新聞紙や広告のチラシ、
段ボールなどを
各地域の家庭から回収、
時には壊れた自転車や
電化製品、古本など

ようは不用品は
なんでももらいますよ、
といった業務だった。

新聞やチラシの束は
けっこう重い。
だが俺はそういうのは
あまり苦にはならなかった。
筋トレやランニングで
ある程度きたえていたから。

F施設では、50歳を過ぎた
人もけっこういた。
その人たちのカバーに、
多めに荷物を運んだと思う。

ただ、苦手な仕事もあった。
廃品回収のお知らせの
チラシ配りだ。

とにかく道が覚えられない。
住宅地はどこも同じように
見える。
本当ならひとりでも
配れるようにならないと
いけないのに、結局
二年間で道を覚えたのは
半分くらいだと思う。

頭の使わない力仕事の
ほうが向いてるのかな、と
思った。昔から
方向音痴だったのを
いまさら思い出した。

F施設主催で
カラオケに行くこともあった。
やはり上手いとほめられるが、
さすがに昔のように
慢心することはなかった。
自己分析だと、華がない、
というかインパクトがない。

時給500円でも仕方ないと
思うところは、
調子が悪い時は
休めるというところだ。
ちゃんとした就労なら
少し調子が悪いくらいでは
休めないだろう。
(今の自分曰くそういう人も
けっこういるが。)

なんだかんだで
最初は輪の中に入れなかった
F施設だが、何か月と
続けるうちに、けっこう
打ち解けられるように
なってきた。

だが、そんな地味だが
少々の満足感のある
日々に、水を差す
輩があらわれた。

俺の人生のなかで、
一番わけのわからない
人だった。

…と、書いていこうと
思ったが、嫌な人のことを
思い出すのも書くのも
イヤなので、いなかった
ことにしよう。
そうしよう。

そんなわけで、
F施設での作業は、
順風満帆だった。

(いよいよラスト2回!!です!)

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