最終章(2) ナミダ、オエツ、カナシミ

 
統合失調症のゆくえ

ITパスポートの
受験の後、大変だった。
統合失調症による
誇大妄想、被害妄想。

このころ、子供じみた
計画を立てていた。
100億円かせぐだの、
ハンターハンターの
主人公の父、ジンの
ようになるだの、
ダウンタウンの
松本人志と
友達になるだの。

俺は普通の人が
冗談で言うことを
本気で考えてしまう。

この頃、妄想で
頭がおかしくなりそうだった時、
デイケアで仲良くなった
米山さん(仮名)と電話した。
米山さんは俺の家に行こうか?
とSOSに答えてくれた。
家に来て、俺の妄想話を
聞くだけだったが、それだけで
俺はずいぶん救われた。
米山さんが恩友
(恩義がある友達)に
なった瞬間だ。

5月7日の母の命日の
時のことは覚えている。

家の近くの親戚の
おばさんと父とで
墓参りに行った。

その後、寿司を
食べに行ったが
俺は食欲がなく、
ほとんど食べなかった。
おばさんは心配していた。

この日のことを
覚えているということは、
逆に言うと他の日は
ほとんど覚えていない。
日記も空白だった。

父も心配したのか、
どこかに行こうということで
茨城の筑波山に行った。

しかし俺は元気が出ず、
すぐに帰ることに。

帰りに、さっき書いた
おばさんとは違う
親戚の家に話をしに
行くことになった。
(ややこしい)

そこで、いつも元気な
おばさんと話した。

その時の話の内容は
覚えていないが、
会話していくうちに、

俺は泣いた。

嗚咽というやつだ。

高校時代、存在恐怖症で
苦しかった時も
泣かなかったのに。

歌とバイトで
うまくいかなくて
自殺願望を持った時も
泣かなかったのに。

母が亡くなった時でさえ
泣かなかったのに。
俺は大きな声で泣きじゃくった。

「かわいそうに、今まで
泣きたくても泣いてなかったんだね」
そうおばさんは言う。

俺は今までの辛かったことを
すべて吐き出すように泣いた。

おばさんはそれを
手助けするように
色々質問してきた。

その後のことは、
覚えていない。

このことで自分の
統合失調症の症状は
治まるかと思ったが、
そう簡単にいくものでは
ないらしい。

この日は
2013年5月7日以降。
運命の5月11日まで
あとちょっと。

俺の統合失調症は
悪化していった。

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