第七章(2) 先の見えない不安

 
今までと比べたら穏やかな日常


デイケアはまあまあ楽しかったが、
それと同時に心は不安に
包まれてもいた。

気づけば20代後半。
若いころはこのくらいの年になれば
大成していると思っていた。

それが無職で闘病生活。
理想と現実の大ギャップで心は沈む。

家では次第と心が離れていく父と
口ゲンカばかりしていた。
おれはかんしゃくを起して
暴力はふるわなかったが
足で床を思いきり蹴ったり
壁をなぐったりした。

兄とはもはや会話することも
なくなった。

デイケアは調子のいい時だけ
行ったので楽しく過ごせた。
もし仕事のように嫌な気分の
時にも行かなくてはいけない
とかだったら何かしらの
問題を起こしていたかもしれない。

まあ、今までのことを考えると
まあまあ落ち着いていた
数年間だった。

ひとつ、とてもいいことがあった。
今現在でも関係を続けている
友達ができたことだ。
米山さん(仮名)という人で
後のことになるが
たいへんな時に助力してくれた
親友ならぬ恩友といったところだ。

一つ後悔していることがある。
俺より4つくらい若い
矢島君という人がいた。

矢島君は頭がよく、
くわしくは聞いてないが
大学か何かで勉強しているという。
プログラミングもできて、
行動力もあって、しかも
優しくて温厚。

その彼とメールアドレスを
交換する前に彼は
デイケアを去ってしまった。

もし彼と今でも連絡を
とりあっていたら、
利己的だがおれはもっと
ステップアップできた
かもしれない。

あとは惚れたはれたなども
何度かあった。
おもにスタッフに。
俺はどうも惚れやすいらしく、
優しくされるだけで
恋をしてしまう。
最近は歳のせいかそういうのは
ほぼ0になったが。

ま、そのあたりは
需要と機会があれば。

とりあえずこの頃は
俺の人生の中では
穏やかなほうだったと思う。

ちょっと退屈かなと思うくらい。
ぜいたくかな。

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